2006年04月12日

第2章 おそるべし下宿!

お金をもらった(目的を果たした・・?)先生はあっという間にいなくなり、玄関でおばさんと二人きり。

・・・き、気まずい・・・何か話さなければ・・・言葉が出てこん・・・そんな沈黙の中、おばさんが何やら話しかけてきた。
おばさんは、日本語が全く話せなく、韓国語で話してくる。

『チンプンカンプンだよ〜。韓国語がわからないから、勉強しにきてるんだよ!何言ってるのか分からんよ〜』

と心で叫び、家の中に入っていくおばさんのあとについていく。



外から見たら2階建てかと思ったけど、中2階があり、そこに一部屋ある。実質3階建てだ。
俺の部屋は3階の一番南端で日当たり良好である。
広さは8畳程度。部屋の中は何もなく・・・本当に何もなく・・・
机もベッドもなく、布団もない。おいおいどうするんだよ、これから・・・!
とりあえず、部屋に入った俺は、しょうがないのでおばさんに愛想笑いで会釈して、部屋の戸を閉めた。


『どうしよう・・布団もないし・・オンドル部屋(床は板張り、暖かいが)だからそのまま寝ると痛いし・・・』
初日から不安どころか、不自由じゃん!

とりあえず、『布団だけでも買いにいかないと』と思い、ふと考えた。
『ここの下宿生って他にもいるんじゃないか・・・?』日本人とかいそうだ。ちょっと家の中を探検しよう。




俺は部屋から出て、隣の部屋へ。鍵が掛かっている。ノックしたが応答がない。
仕方がない、さらにその隣の部屋へ。3階は俺の部屋を含めて3部屋ある。一番北側の部屋をノックする・・・。
やはり応答がない。おいおい誰もいないのか、この下宿は・・・。


仕方なく、階下、中2階の部屋へ。すると人の気配(物音)が。
「す、すいません・・・、誰かいますか?」

中から唸るような男の声がした。
「う〜ん、誰やねん!」

なんと日本語、それも関西弁だよ〜!

「きょ、今日この下宿に入った、ジョンホと言います。日本の名古屋から来ました。ご挨拶をと思い・・・。」
すると、戸がゆっくりと開いた。



中から寝癖でくちゃくちゃな髪をし、眠たそうな目で俺を見る30歳位の男。そいつは頭を掻きながら、

「なんや、今日入って来たんか?まあ、中に入りや・・・。」

俺はおそるおそる中へ。
この部屋は6畳位の広さで、真ん中に万年床のような布団が敷いてあり、今まさに起きたばかりという感じで、
布団もくちゃくちゃだ。今、午後の2時なのに、このおっさんは何時まで寝てるつもりだったんか?




それにしても臭い、なんちゅう臭いやねん、部屋は当然閉め切っているので、男臭いっていうより、
何かおっさんの体臭と多分何日も干してないだろう布団とのコラボレーション臭・・・
初対面だけど、ほんとに、このおっさん殴ったろか!って思うくらい腹の立つ臭いだった。


仕方なく、口で息をしながらおっさんに尋ねた。

「どこから来たんですか?」

「わしは、兵庫県の姫路や!名前は白(ペク)というねん。白東雲(ペク トンウン)や。」

「年は27歳、独身や、よろしくな」

俺は、27には見えんな、どう見ても30はいってる感じだ、ペクトンウン?・・・何かキントンウンみたいだ。




でもこのおっさん、誰かに似てるな〜誰だっけ・・・?
posted by ジョンホ at 16:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 留学生活日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか自分の体験談を読んでいるみたいです…私の下宿は初外国人受け入れだったので、何もかもジェスチャーでした…(^^;)
Posted by KIMIE at 2006年04月13日 13:11
私は、去年からソウルの西江大学に通っている日本人です。専攻は(韓国人ってすぐに専攻は?って聞きたがるから自分から言うのが癖になっちゃてます。)社会学科です。今、日本に一時帰国中。家は名古屋です。このブログの作者、ジョンホ氏とはお友達です!って勝手に私が思っているだけかも・・・ごめんね、ジョンホ氏!
今は司法就学生の韓国人の彼の家(ソウル大学の近所です。)に住んでますよ。。
Posted by yui at 2006年04月13日 15:48
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