「オジェカジヌン バンイ マニ ナマイッソチマン オヌル ビン バンイ ハナド オプスムニダ。」
(昨日までは、部屋が沢山空いていましたが、今日は空室が一つもないです。)
とのこと。
俺が、
「いくらなんでも窓のない部屋を客室として使用させるのはおかしい、あの部屋は臨時の部屋かガイド部屋としか思えない。」
と言ったところ 、
そのスタッフは面倒くさそうな態度で、肩をすくめたジェスチャーをしながら首をかしげる・・・ 。
お前はアメリカ人か!
誠意のない態度に頭にきて、
「チッペイン プウロー!(支配人を呼べ!)」
と俺は声を荒げた。
このように、フロントで大騒ぎをしているので、中から中年の男性が出てきた。
副支配人だという。日本語も達者で、俺は彼に、
「あんな布団部屋みたいに密封されている部屋に案内するとは何事だ!」
とまくしたてた。
その副支配人は、奥から女性スタッフを呼び、その若いスタッフと三人で会話を始め、パソコンの端末を打ちながら、
「すみません、こちらのミスでオーバーブッキングだったようです。他のホテルを紹介しますので移って下さい。」
と言った。
俺は、
「ハア〜?!」
ってマジャコングみたいなリアクションになってしまった。
「何を言ってるんだよ!あんたらの責任だろう、ホテルを変われってか、ふざけるな!そんな簡単な問題か!」
って言うと 、
「でも、仕方ないですね、こちらにメトロホテルというホテルがあります。こちらから連絡しておきますので今から行ってください」
と、地図を出しながら説明をはじめた。
完全に相手のペースだ!恐るべし韓国人パワー・・・。
俺はチュンヒにどうするか尋ねた。チュンヒは、
「どっちでもいいよ。」
と言う。
結局俺は、折れた形でメトロホテルに行くことにした。
ニューソウルホテルからメトロホテルは近い。地下鉄の乙支路入口(ウルチロイック)の前だ。
カテゴリーはニューソウルと同じでビジネスホテルにちかい。
俺とチュンヒは徒歩でメトロホテルに行き、フロントへ
「ニューソウルホテルエソ ソゲ バダッスムニダ(ニューソウルホテルから紹介もらいました)」
と言ったところ、男性スタッフが、
「聞いています。2泊ですね。こちらの宿泊カードに記入してください。」
と日本語で答えた。
こちらが一生懸命韓国語を使っているのに日本語でかえされると何かムカつく・・・。
でも、言われたとおり記入後、案内された部屋は1階の奥・・・、何か不安・・・。
しかしドアを開けてビックリ、めちゃめちゃ広い!
ジュニアスウィートルームみたいな感じだ。
俺は、ここの部屋は高いんじゃないかって聞いたら、
「大丈夫です。同じ料金でいいです。」
と・・・。
なーんだ、ニューソウルホテルの奴、いい奴じゃん・・・って、げんきんにも思ってしまった。
これで、いろいろあったけど、無事にホテルにチェックイン終了!
ホテルの部屋に男二人でいても仕方ないので、俺たちは街に繰り出す事にした。
ここのホテルは明洞の入口にあってとても便利である。
本当に結果オーライであった。
明洞を歩いていたら、天国の階段に出ていた、名前は忘れましたが、俳優さんを見ました。ファンに見つかり大パニックになってましたよ。