2006年06月14日

第46章 そしてアルバイトは・・・

3級の授業が始まった。

先生は男の高先生!
1級、2級が女の先生で、3級で初めて男の先生にあたった。ちょっとショック!

高先生も延世大学の卒業生で、28歳の若い先生だ。
語学堂の先生は比較的若い先生が多かった。

済州島出身の高先生、先生のくせに、ものすごく照れ屋な人だった。声も小さい・・・。


ちなみに済州島には,高(コ)・康(カン)といった苗字が多い。
韓国で多い苗字は、金(キム)・李(イ)・朴(パク)で、この三大苗字で全体の苗字の60%以上を占める。

また、済州島は三多の島と言われ、風・石・女が多いとされる。
風が強く吹き、石が多く、女性が多い島です。石で作られたトルハルバンは島の守り神で、至る所にたっている。

この済州島出身の高先生から、済州島自慢をいつも授業中に聞かされた。




3級レベルまで達すると先生達も遠慮なく早口の韓国語で話しかけてくる。
俺たち8班のクラスメート達はみんなそんな韓国語全てを理解し、話せるレベルの者ばかりだ。
本当に下手な5級の生徒なんかより達者である。


3級になり、家庭教師のアルバイトのため、俺はソウル駅近くのこの19歳の学生の住むアパートに週2回通うこととなった。

授業は18時から20時までと決め、俺はアルバイトの日はいつの17時頃に下宿を出て、明洞の中央にあるロッテリアでハンバーガーとコーラを飲み、この学生のアパートへと行っていた。

教えるのが20時に終わり、それから下宿に戻ると20時40分くらいになる。アルバイトの日は下宿のアジュマが俺の分の夕食だけ小分けして残しておいてくれていた。

しかし、それまで小腹がすくので、アルバイトの日に明洞のロッテリアに行く事が習慣になっていた。


そこで、いつも同じ学生のアルバイトの女の子が対応してくれる。
17時半くらいにロッテリアでいつもハンバーガーとコーラを注文して、15分程度で帰る俺にその店員は、いつからか俺が注文しなくても店に入るとハンバーガーとコーラを用意してくれるようになる。


そんな時、俺は、
「コドゥンハクセンエヨ?(高校生ですか?)」
とその店員に聞いてみた。

そしたら、
「ネー、コドゥンハクセンミダ、シルレジマン ハングッサラミエヨ、イルボンサラミエヨ?」
(はい、高校生です、失礼ですが、韓国人ですか、日本人ですか?)
とその女の子が聞いてきた。

「チュンガン、チェイルキョッポウエヨ(中間、在日韓国人ですよ)。」と俺は答えた。


それから、その高校生の彼女は、『日本の歌謡曲だとか文化に興味がある』と言い、俺は『韓国語をもっともっと勉強したいし、上手くなりたい』と伝え、何となく親しくなった。


この子が何を隠そう今の俺の奥さんである!

奥さんとの出会いは偶然であり、お互いの第一印象は、別になかったが、この会話の後、会う回数(俺がロッテリアに通う回数)を重ねる度に意識し合う様になり、そのうちこの人と結婚するかもってお互いが思っていた事が分かった。


運命ってあるんだなぁ〜と思う。赤い糸とやらももしかしたら本当に存在するかも・・・・


この子との出会いで、家庭教師のアルバイトも楽しみになり(正確にはロッテリアに行く事が・・・)、家庭教師2ヶ月目のある日のこと・・・。
1ヶ月分の家庭教師料15万ウォンもまだもらっていなかったし、今日こそはもらおうと、その学生のアパートに行く。

ドアは開いているが人の気配がない・・・。あれっ?おかしいな・・・、何か荷物も減っているし・・・。


ここのアパートにはもう一人同居人(ルームメイト)がいる。その学生がいつもジニオンニ、ジニオンニと呼んでいる大学生だ。俺は彼女とはあまり話したことがなかったが、そのオンニが奥の部屋にいたので聞いてみた。

「チョ〜、ミニヌン オディ イッソヨ?(あの〜、ミニ(その学生の名前)はどこにいますか?)」

俺はオン二の答えに絶句した。



「ミニヌン オジェ チャギコヒャンウロ トラガッソヨ」(ミニは昨日自分の田舎に帰りましたよ)

はあ〜?!どういうこっちゃねん・・・帰った・・・・田舎に・・・・って田舎ってどこ?

「ミニコヒャンウン オディエヨ?(ミニの故郷はどこですか?)」

オンニが一言、
「カンウォンド トンヘ(江原道 東海)。」



え〜っ!江原道・・・?!東海・・・?! と、遠い・・・絶句である。

俺はミニがなぜ帰ったのかオンニに聞いたが、オンニも知らないと言う・・・。
まあ、ホントのオンニ(お姉さん)じゃないから仕方ないか・・・。


彼女の実家の電話番号はそのオンニから教えてもらった。
電話しようかどうしようか悩んだが、結局俺は電話はしなかった。
しても、江原道まで遠いし、お金を払う気があればオンニに渡しておいただろうし・・・。

泣き寝入りだよ・・・。俺は結構真面目に日本語を教えていたし、彼女の日本に留学したいという夢を語っていたのに・・・。

韓国での初めてのアルバイトは、結局ただ働きということになった俺でした。
でも、その後も明洞のロッテリアには通っていた。
posted by ジョンホ at 10:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 留学生活日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドラマみたい…(〜-〜)☆ 
Posted by KIMIE at 2006年06月14日 17:19
ドラマみたい・・・かぁ・・・今もドラマみたいだよ。実写版『渡る世間は・・・』でいろんな事が起こってる(^^)
Posted by ジョンホ at 2006年06月15日 09:35
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 15:43
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